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論文式試験

第1 論文式試験対策の方針

論文式試験で高得点を取るためには以下の要素が必須です。
  • 本番の初見問題を制限時間内に途中答案でない形で書ききる。
  • 不得意科目は作らず、すべての科目で平均点をとれるような答案を目指す。
  • 限られた時間で大筋を外さない平均的な法律構成を行うことを目指す。
  • そのために合格答案、ヒアリング、出題の趣旨を参考にして、受験生のレベル及び新司法試験で評価されるポイントを理解する。
  • 上記の方針に従って答案を書く練習をする。
第2 論文式試験について意識していたこと、決めていたこと
  • 添付資料がある場合には必ず使用する。
  • 結論を必ず示す。そこだけで点がある。
  • 問題を読み始めてから、書く内容を検討できる時間は最大で40分程度。2時間の試験で書けることは限られている。たいしたことは書けないし、書くことも求められていない。答案の枠(構成・順序)の設定に最も時間を割くべき。バランス良くコンパクトに記載することを意識する。
  • 愚直に基本からの積み上げを示す。「こうだからこうなる、こうだからこうなる、そしてこうだからこうなる・・」という思考過程を記載する。
  • たかが試験。正解筋がある。
  • 基本的な知識とその理解の正確さで合否が決まる。知識の量ではない。
  • 全科目の全範囲を勉強することは原始的不能である。
  • 本試験で差がつくところをおろそかにして、次から次へと勉強する範囲を広げていくのは最悪である。学問的に考えれば、出題範囲は無限なので、人より多くの知識を詰め込んで知らない問題を減らそうとするのではなく、自分の持っている知識を確実にすることを重視する。知らない問題が出たら、基本から演繹すればよい。
  • 基本書を読むときは、論点よりも事案を意識する。どこが問題なのか、どうして問題になるのか、どう解決していくのかを理解する。その上で論点の確認は二段階で行う。①この論点は要するに~(=問題の所在に至るまでの過程の確認)、②すなわち~(=端的・簡潔な論証の確認) 
第3 実際に論述する際の意識
  • 条文を正確に摘示する。
  • 判例がある論点では、判旨のキーワードを正確に引用する。キーワードが点数に直結する。
  • 専門用語の誤用、誤字は厳禁である。しかるべきところで、正確に使う。
  • 問題提起の場合には、問題の所在を論理の飛躍なく示すことを徹底的に意識する。条文がないために問題となる論点では、特に問題の所在を示すことが大切である。
  • 判例の見解を採用する場合には、理由付けが薄くならないように注意する。
  • 聞かれていることに対しては、直接に、かつ、端的に答える。
  • 同じものは同じように、違うものは違うように、改行と見出しを使って整理して書く。
  • 120分のテストであれば、30分(読み・構成=項目、順序、量)+90分(書き)で組み立てる。どんなに遅くとも、40分後には書き始める。
  • 点数配分と答案枚数を比例させる。
  • できるだけコンパクトに、かつ「みんなが考えるところ」、「前提法律関係の整理」、「基本論点」を外さないように構成して書く。誰もが知っているところこそ、試験委員が一番聞きたいと思っている超重要論点である。受験生が重要度を決めるのではない。
  • 時間は必然的に足りなくなるので、メイン論点とサブ論点は意識して切り分けた上でサブ論点にもできるだけ触れる。触れるだけで点が入る。
  • 問題点の摘示は、原則の指摘⇒問題点⇒解釈⇒あてはめ。例外を論じるときは原則から書く。
  • あてはめでは、プラス事情とマイナス事情を分けて整理し、それぞれの事実を法的に評価して、結論を出す。
第4 試験対策ファイルの作成等

全科目について(特に「公法系」については詳細に)、あらかじめ思考・検討順序をかなり詳細にパターン化しておき、問題に切り込む視点・答案の枠を一定に保つことで、どのような問題であっても、ぶれない答案を書くことを目指しました。また、論証素材については、2009年4月中旬に、①基本書で使えそうなフレーズ(定義・趣旨・要件・効果など)、②判例の言い回し・要件・要素、③論証の流れをキーワードで示したもの、④問題演習で気付いたことをまとめたもの等をワード資料として用意し、積極的に記憶していきました。分量としては、これらのまとめ資料と論点表(Wセミナーのアーティクルという雑誌の付録)とを一緒にして、A4ファイル一冊です。これを直前期の確認に使いました。

第5 論述対策としておすすめの文献

1 「平成16年度合格者ドリーム・チームからの熱いメッセージ」
  (雑誌ハイローヤーの特集2005年5月号&6月号&7月号)
2 「3時間で学ぶ論文の書き方入門」(Wセミナー、絶版のため図書館でどうぞ)
3 「法律答案の構造的思考」(山島達夫、辰己法律研究所)

をこの順番でおすすめします。教材1はなかなか手に入らないかもしれませんが、旧司法試験の超上位合格者が、得意科目ごとに普遍的な論文の書き方を分析したもので、役に立つどころではありません。超おすすめです(目からウロコが落ちます。)。教材2は薄い本ですが内容は濃いです。教材3を読むと論証とはどういうことかが良くわかります。

論文式試験対策の方向性が見えないと感じる方は、

1 再現答案集(いろいろな出版社がまとめて出しています。)
2 合格体験記

を読み漁ることをおすすめします。特に、1について高評価の答案を書いている人のエッセンスは丸ごと盗むつもりで読みましょう。法律論とあてはめのバランスや、それぞれの論点にかける論述のバランス、基本的知識の精確さ、事実の評価の仕方などに着目して読んでみると必ず大きな発見があるはずです。2については、合格者に共通することは何か、自分とフィーリングが合うと感じる勉強方法はどれかを意識して読んでみるとよいと思います。
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theme : 司法試験・資格試験・語学試験
genre : 学問・文化・芸術

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