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【ニューヨーク州司法試験(NY Bar)/試験対策各論(MBE)】

第4 試験対策各論

1 短答式試験(MBE)

(1) 対策の視点

素直な問題が多い反面、正確な知識とあてはめが要求されます。英文ライティングは要求されないので、日本人に不利でないセグメントと言われていますが、最大の敵は解答時間です。1問あたり1.8分以内のペースでテンポよく解くことが肝要です。解答スピードを上げるためには近道はありません。対策は、日本人ノートを読み、問題を解き、日本人ノートに戻り、また問題を解くというサイクルを繰り返すことに尽きます。

※ご参考:サンプル問題は「こちら

(2) 使用教材

 ア 日本人ノート

各MBE科目のインプットに使用しました。

 イ BarbriのMBE対策用問題集
   
Barbriのパッケージには、MBE科目の問題演習用として、①各科目18問を1セットとして科目別に6セット、②総合問題演習として各科目をランダムに組み合わせた50問を1セットとして7セット、③模擬試験用問題(200問)、④直前確認用の100問が収録された問題集が含まれています。③の模擬試験用問題は、6月下旬に行われる模擬試験の際に、その問題を持参して、会場で解くためのものです。

※注:2018年7月受験のためのBarbri資料に変更があり、これまで提供されてきた上記の問題集のうち多くがオンラインでのみ参照可能となり、問題の組み合わせも変更となったようです。以後受験される方は最新情報を参照してください。

 ウ Strategies & Tactics for the MBE (Emanuel Bar Review)

司法試験委員会が公表しているMBEの過去問(有料)を科目別に編纂し、過去問による総合問題演習を収録した市販の問題集です。司法試験委員会が公表しているMBEの過去問は、司法試験委員会のホームページから直接購入することも可能ですが、科目別に編纂された本問題集の方が使い勝手がよいです。

本問題集は本番の傾向・時間配分を体得するのに非常に役立ちます。過去問は問題文が短い傾向にあるものの、選択肢が練られていて、よく考えさせる問題になっています。実際に本試験の問題文も過去問と同程度の長さで、よく似た問題が多数出題されていたので、実践演習としても最適と思われます。ただし、注意したいのは、連邦民事訴訟法については過去問が公表されていないため(連邦民事訴訟法が短答式試験の出題科目となった際に司法試験委員会から公表されたサンプル問題が10問が公表されている。)、独自の問題が収録されているという点です。この独自の問題は、異常に長文かつ難易度が高く、本番の傾向とかけ離れているため、時間との兼ね合い上、取り組む意義は小さいと思います。

※注:連邦民事訴訟法についても、2018年2月受験以降、過去の本試験問題の一部が公表されたとの情報を得ました。以後受験される方は最新情報を参照してください。

なお、Emanuelではなく、AdaptiBarのサービスを利用することも考えられます。AdaptiBarは、PC、又は、アプリをスマートフォンにインストールすることによってスマートフォンを用いて過去問の演習を行うことができます。間違えた問題を自動的に記録し、それだけを解くプログラムなどが用意されています。収録されている問題は連邦民事訴訟法を除き、Emanuelと同一です。連邦民事訴訟法の問題はAdaptiBar固有の問題であり、Emanuelと同様に難易度に大幅な乖離があるため取り組む意義は小さいと思います。

※注:AdaptiBarの収録問題が増え、より多くの過去の本試験問題が収録されているようです。以後受験される方は最新情報を参照してください。

 エ タイムライン

   私が実践した勉強内容を記載します。

<5月下旬~6月上旬>

Barbriの講義に早々に見切りをつけ、全MBE科目の日本人ノートを通読(ざっと読む程度)し、早々にBarbriの問題集に取り掛かる。科目別に、ある科目αのノートを読んだ後にαの分野の問題set 1-4(18問×4)を解いていくというサイクルを一日として、全MBE科目が終わるまで行う(7日間)。一問ずつ答え合わせを行い、問題集の解説を読んで必要と思われる点は日本人ノートに書き込む。全MBE科目のset1-4の問題を解き終えた後、全MBE科目の日本人ノートを通読(書き込み部分中心。数日)。その後、Barbri問題集の総合問題(MBE Refresherを除く)の各set /1日として解く。以上の過程で間違えた問題についてもう一度解き直す(数日)。※Barbri問題集set 5とset 6は解きませんでした。Barbriの問題は本試験と出題傾向が異なる上、set 5とset 6の収録問題は本質でないひっかけや細かすぎる知識を問うものばかりであったためです(主観)。

<6月中旬>

全MBE科目の日本人ノートを精読(数日)。Emanuelに取り掛かる。1日当たり、7~8問×7科目(Federal Civil ProcedureはBarbriの問題集から7問程度)のペースでEmanuelの科目別の問題を解き始める。科目別の問題を終えたら、総合問題を50問/1日のペースで解く。すべての問題を解いた後、さらに2週目として同様のサイクルで全問題を解く。

<6月下旬~7月上旬>

Barbri模試受験(得点率80%程度)。Barbri模試の問題を復習。50問/日(計4日)。

<7月中旬~試験直前>

Emanuelに再び取り組む。7~8問×7科目(Federal Civil ProcedureはBarbriの問題集から7問程度)のペースで試験日前日まで解き続ける。

(3)本番について

本番の問題の傾向はEmanuelに近く、同じような問題が出題されていると感じました。Federal Civil Procedureは過去問の公表がないため、やや不安でしたが、それほど難しい出題はなかったように思います。ただし、日本人ノートではカバーしていない論点の出題も見られました。午前、午後ともに15分程度残して全問解き終えたので、後で見直すための印をつけておいたいくつかの問題に戻り、再検討しました。最後に、マークシートの塗りつぶしにミスがないかを確認して終了です。
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tag : #LLM #ロースクール #留学 #NY Bar #ニューヨーク州司法試験

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