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【米国ロースクール留学/必要書類】

第4 必要書類

1 Credentials (Law School Report)

(1) Law School Admission Council (LSAC)
TOEFLのスコアとこれまでに卒業・終了した教育機関の成績を提出する必要があります。TOEFLのレポート、成績証明書、卒業証明書、修了証明書を提出することになりますが、多くのロースクールではLaw School Admission Council(LSAC)のシステムを利用して出願することを認めており、これらの書類を逐一出願先のロースクールに個別に送付する必要はありません。LSACに一式書類を提出して登録するとLSACのシステム上から出願先のロースクールに電子データとして提出することが可能になります。なお、多くのロースクールでは、後述する推薦状もこのサービス(Document Assembly Service (DAS))により電子的に登録されたものを送付することが可能です。LSACのアカウントは2年間有効ですので、ロースクール留学を決意したらまずアカウントを作成して、自分の卒業校の成績証明書等を送付しておきます。

また、LSACは、米国以外の教育機関における成績評価を米国の教育機関における成績評価に換算するサービス(International Transcript Authentication and Evaluation Service (ITAES))も実施しており、多くのロースクールではこのサービスを利用することを推奨又は義務付けています。日本の大学・大学院・ロースクール等の成績証明書等をLSACを通じて当該判定機関に送付すると、一定期間後に、各教育機関ごとに米国方式に換算された評価(Rating)、位置づけ(Superior / Above average / Average / Below average)及びTOEFLのスコア(各セクション含む)が記載されたレポートがLSACのシステム上に登録されます。これが出願要綱等においてLaw School Reportと呼ばれるものです。 

(2) Official TOEFL report
Test of English as a Foreign Language (TOEFL) を受験して、そのスコアを提出する必要があります。TOEFLはReading/Listening/Speaking/Writingの4セクションがあり、各30点満点、合計120点満点です。一部のロースクールでは、International English Language Testing System (IELTS)のスコアを利用して出願することも認められています。英国のロースクールと併願する場合にはIELTSをメインに受験することになるでしょう。IELTSもReading/Listening/Speaking/Writingの4セクションがあり、各9.0点満点で、平均点合計9.0点満点です。TOEFLよりも得点を取りやすいと言われています。例外もあるため一概には言えませんが、US News Top 5付近のロースクールを目指す場合にはTOEFL合計点で100点を超えるスコアが必要です。

TOEFLの具体的な対策については、MBA受験生の受験体験記のまとめサイトが非常に役立ちます。ここで具体的な勉強方法を披瀝することは避けますが、Reading/Listeningについては英単語の暗記を厭わないこと、Writing/Speakingについては一定のテンプレートを早期に確定すること、試験の形式に慣れること、良い環境の受験会場を確保することが肝要かと思います。

各ロースクールがTOEFL/IELTSの最低基準点(minimum requirement)を設定している場合があります。最低基準点は総合点のみの場合もあれば、総合点に加えて、各セクションの点数についても設定されている場合もあります。例えば、日本人の留学先としてよく見られるロースクールの最低点は以下のとおりです。

例:Harvard (100 overall, 25 on all sections), Stanford (100 overall), Columbia (105 overall, R/L 26, S/W 24), University of Chicago (104 overall), NYU (100 overall, R/L 26, S/W 22), University of Pennsylvania (100 overall), Michigan (98 overall), Virginia (98 overall) , Duke (100 overall), Northwestern (100 overall), UC Berkeley (100 overall), UCLA (96 overall), Cornell (79 overall), Georgetown (100 overall), University of Texas at Austin (101 overall), USC (100 overall) and Boston (100 overall, 25 on all sections).

TOEFLの点数は第一次選抜のために機能しますが、Chicago等のロースクールを除いて、最低基準点に達しなければ自動的に足切りとなるわけではなく、その他の要素も総合考慮した上で合否が決定されます(※ロースクールによっては、最低基準点に満たない場合には不利になると明言している学校もあります。)。

(3) Transcripts
大学学部、大学院、ロースクールの成績証明書、卒業証明書、修了証明書です。

2 CV (curriculum vitae) /Resume

英文の履歴書です。1~2頁に収めることが理想とされています。先人のサンプル、各種書籍、LL.M.プログラムの出願ページに掲載されているサンプルを参考に作成します。記載する内容は画一的ですので、特に困ることはないと思います。成績や表彰内容等で傑出した記録がある場合には必ず記載します。職務経歴についてもできるだけ具体的・客観的に数字を出して記載することがポイントです。

3 Personal statement

志望理由書です。字数制限や書式の指定がされている場合があり、各校で異なりますので注意しましょう。題目は各校で異なりますが、一般的な問いとなっている学校が多くみられます。何をどのように記載すべきかという点については、各校のホームページの情報、設問に付随する説明書きの内容、前述した書籍の内容、過去の合格者の書類を参考にして自分で考えていくほかありませんが、客観的な事実を羅列したり、CV/Resumeの内容をなぞっただけの内容は好まれません。過去の経験・学び、今どう考えているか、将来どうありたいかという時間軸で、自分が考えていることを中心に具体的に記載していくとうまく書けるのではないかと思います。なお、多くの学校で問いが共通しているため、文字数を気にせずにフルバージョンを作成しておくと各校に合わせて細かいアレンジをすることで対応できます。

4 Recommendations

推薦状です。1~3通取得する必要があります。各ロースクールで要求が異なりますが、複数の推薦状が要求される場合には、大学学部・ロースクールの教授等及び職場の上司を含むことが条件とされているケースが多くみられます。法曹の方であれば、学部・ロースクールのゼミの教授、職場の上司(パートナー弁護士)及び/又は司法研修所の教官に依頼するのが典型的なケースです。よく聞かれることですが、推薦状を書いていただく方の留学経験の有無やLL.M.をどこのロースクールで取得したかは決定的な要因ではありませんので、無理をして自分の出願先のロースクールの卒業生にお願いする必要はないと思います。トップ校であっても変わりはありません。自校の卒業生からの推薦状が望ましいとするロースクールもあるので出願先の出願要綱は要確認ですが、それよりも自分のことをよく知り、具体的なストーリーがある方にお願いすることがポイントです。記憶喚起のために、受講した講義やその内容・成績、具体的なエピソード等を簡単に記載したものを渡すことも考えられます。成績や表彰内容等で傑出した記録がある場合には、その旨を具体的・客観的に記載してもらいたいと申し出ましょう。
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tag : #LLM #ロースクール #留学 #NY Bar #ニューヨーク州司法試験

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