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出題趣旨を受けて―選択科目(知的財産法)―

【問題をみたときの感想】
【第1問】(特許法)
知財は、刑事系と並ぶ得意科目(笑)で、わりと勉強していたため何が出てもそれなりに書けるだろうと思っていた。もっとも、論述初日ということもあり、かなり緊張した。問題文をざっとみて、ついに職務発明と冒認がでたかと思った。その後、設問がやたらと場合分けを求めていることから、量が多そう・・と思い、コンパクトに書こうと誓う。
【第2問】(著作権法)
美術の著作物に関する分野は、直前に集中して押さえたので、ラッキーと思う。設問1は従来と同じような聞き方だが、設問2は、主張・反論・再反論形式で真新しいの来たなと感じた。




【解答方針】
【第1問】(特許法)
しょっぱなからミス。設問1の小問1は、①設定登録前:α試薬の発明に係る特許を受ける権利の承継について、35条2項の反対解釈から職務発明をサラッと認定してしまい、共有となる場合の特殊性について触れられなかった。甲・乙の共同出願は冒認となるか、発明者であっても冒認となるのかについて書く。条文上は冒認とならないように読めるが、特許法の趣旨からそれはおかしいとつらつら。そして、特許を受ける権利を有することの確認判決をもって、出願名義人の変更を求めるべき、とした。②設定登録後:明文の規定としては、無効審判、不法行為損賠がある。しかしそれでは効を奏しない。そこで設定登録移転請求できるかを検討。生ごみ・ブラ判例を引き合いに出して論じる。結論否定。小問2は、冒認の無効事由(104の3)を書く。通常実施権についても構成段階では考えたのに書いていない(理由不明手書き風シリーズ矢印下)。
設問2については、「丙ではなく、甲であった場合と対比して」という視点がよくわからずほとんど出せなかった。甲及び乙の発明者名誉権侵害とかを書いた。しかし、結果的には設問1で書いたのと似たような解答になってしまいうまくコントラストをつけられなかった。

【第2問】(著作権法)
設問1は、小問1:著作物であることの明示、譲渡権、26条2項1号、丙との関係で「公衆」の意義、人格権として公表権を書く。小問2:彫刻Bが二次的著作物にあたることの明示、28条を介して有する翻案権(変形権)侵害、45条の適用の有無、18条2項2号の適用の有無、差止・損賠の可否について淡々と。設問2は、甲が彫刻Bについて28条を介して有する複製権を侵害しているとの主張、反論は46条と10秒程度の意図しない映り込みでは複製にあたらないというもの。再反論は、46条の適用がないこと、仮にあっても46条4号の適用があること、日本法にはフェアユース規定がないから複製は複製であるといった感じ。




【出題趣旨に照らして】
【第1問】(特許法)
設問1の小問1はまあ許容範囲として、小問2がひどい。通常実施権を書かなくてどうするがっくり。それと、共有に係る権利の条文を引いていないのも大減点だろう。
発明者も冒認となると解したため、発明者でない丙が無断で特許出願したときと共同発明者の1人である甲が無断で単独出願した場合の違いをうまく出せなかった。共有の場合の事案処理をもっと丁寧に学習しておくべきだったと反省。

【第2問】(著作権法)
丙に対する請求で展示権を落としたことと、設問2で侵害された権利を頒布権にしなかった点が悔やまれる。ただ、特許法に比べればかなりましな、それなりの答案だったと思う。

theme : 司法試験・資格試験・語学試験
genre : 学問・文化・芸術

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弁護士(63期)。いわゆる大手渉外法律事務所で働いています。

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